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働くみんなの連合サポートQ

用語集

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下請代金の減額

解説

下請法は、下請事業者に責任がないのに、発注時に定められた金額(発注時に直ちに交付しなければならない書面に記載された額)から一定額を減じて支払うことを全面的に禁止している。値引き、協賛金、歩引き等の減額の名目、方法、金額の多少を問わず、また、下請事業者との合意があっても、下請法違反となる。平成16年度以降勧告・公表された事件は、ほとんど「下請代金の減額」に該当するものである。発注する側は、このような行為を行わないよう注意する必要があるし、受注する側は、このような行為を受けた場合には、毅然とした対応を取ることが必要である。

ねえねえ、わーくま、こないだね、頼まれた仕事をしっかり終わらせて納品して、おまけに請求書もしっかり出したから、クライアント(発注者)さんから期日通りにお金が振り込まれたんだけどね、振り込まれた金額が、決まってた金額よりも少なかったんだよ!
源泉徴収税が引かれてた、とか、そもそも金額の認識違いがあったとか、そういうことではなくって?
ううん、ちがうんだよ・・・。そのあたりはしっかり確認したんだけどね、そういうことではなくって、金額が大きく差し引かれてたんだ。
それは、富里井さん、くまっちゃうね・・・。それで、どうしたの?
うん、困っちゃったから、クライアントさんに「なんで金額が減らされてるんですか?」って聞いたんだ。そしたら、「あなたに作ってもらったものを、当社の商品として出す時に、あなたの名前や顔写真もパッケージの中に入れておきました。あなたにとっても宣伝になるからいいでしょう?だから、宣伝代相当の金額を差し引いておきました!」って言われたんだ・・・。なにも聞いてなかったのに・・・。
うわあ・・・それはひどいね・・・。そんなふうに勝手に下請代金を減額してくるなんてことは、まずもって下請法違反に該当する可能性があるよね。まず、そこをしっかり調べた方がいいね。そのうえ、そもそも、富里井さんに無断で富里井さんの名前や顔写真を使うこと自体が、権利侵害だよね・・・。
そうなんだよね・・・。「フリーランスだから、どうせ何も文句言ってこないだろう、文句言ってきたら、もう二度と仕事を頼まなければいいし」なんて思ってるからそんなことできるんだよね・・・。悔しいし、他のフリーランスのみんなを守る意味でも、しっかり専門家に相談して、しかるべき対応を取るよ!ありがとう、わーくま!
うんうん、「下請代金の減額」の典型的なパターンには、他にも、「後出しであれこれ追加の要望をしてこられて、そのせいで納期に間に合わせることができなくなってしまった。にもかかわらず、納期遅れを理由に一方的に報酬の減額をされた」といったケースや、「君の仕事の出来が悪いから、こちらでも追加でいろいろと経費が発生してしまった。だからそのぶんを差し引いて支払わせてもらうよ、と言われた」といったケースなんかもあるんだよ。くまったなあ、と思ったら、すぐに専門家や相談窓口に尋ねてみるといいよ!
「わーくま」についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください!

用語の分類:
用語番号:dict15
用語集ページ公開日: 2021年4月19日