マイナンバー

マイナンバーは、フリーランスがフリーランスとして働いていくにあたっては欠かせないものだね。まず、個人事業主としての開業届を税務署に提出する際に、マイナンバーを記入する欄があるんだ。そのほか、各種行政手続全般において、マイナンバーを記入する必要があるケースがたくさんあるんだよ。

フリーランスは、会社勤めの人と違って、会社から身分証（社員証）を発行されることもないし、写真付きの身分証明書は自分で用意しないといけないんだね。マイナンバーカードは、フリーランスにとって貴重な「写真付きの身分証明書」のひとつになるんだね。それから、マイナンバーカードがあれば、確定申告においても、マイナンバーカードで本人認証をして、簡単に申告を行うことができるんだ。

いまみんなが持っているマイナンバーは、とても便利なものなんだけど、ひとりひとりの非常にデリケートな個人情報と密接に関わっているから、番号そのものをオープンにできないものなんだ。であるがゆえに、使い勝手という意味では、課題もいろいろ抱えているんだ。そこで、フリーランス（個人事業主）ひとりひとりに、もっとオープンに利用しやすい、新しい個別の「ID」（識別番号）を割り当てることが計画されているんだ。フリーランス（個人事業主）のみんなが、もっとスムーズに行政等からのサポートを受けられるようにしたり、会社相手やフリーランス同士での取引（契約）において、相手を明確に同定することができるようにしようとして、新しい識別番号の導入が準備されているんだね。

そのとおりだね。法人（会社）は、すでに、2015年から「法人番号」の指定と通知がはじまっていて、すでに運用がはじまっているんだよ。国税庁の「法人番号公表サイト」を使えば、法人番号から、どこの法人なのかを調べることもできるようになっているんだ。

ほんとうだね、新しい仕組みが立ち上がる時には、どうしても不安が出てくるものだけど、気をつけるべきことはしっかり気をつけながらも、積極的に活用して、フリーランスとしての力を高めていくのがいいね。いずれにしても、フリーランス（個人事業主）向けの新しい識別番号の導入も、まだこれから。気が付いた課題などがあったら、今からどんどん声をあげていくといいよね！みんなの声で、いっしょにいい制度にしていけばいいんだ！