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パワフル副業者

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パワフル副業者

解説

副業で本業に匹敵する収入を得る人のこと。一つの企業と雇用契約を結び、本業とは別に業務委託や委任などの契約形態によって隙間時間に複数の仕事を手掛ける人が多い。
ねえねえ、わーくま、最近、「パワフル副業者が増えてきています」ってよく聞くんだけど、「パワフル副業者」ってどんな人なの?
最近、メディアに出てくるようになってきた言葉だね。数年前までは、副業に関する社会的認知も低かったから、副業者と言っても、「本業のすき間時間でちょっとした仕事をして、お小遣い程度の収入を得ているような人」がほとんどだったと言われているんだよ。だけど最近では、副業が積極的に奨励されるようになってきたから、本業は本業でしっかりと取り組みながら、副業にも本業並に「コミットメント(責任もって深く関与することを約束)」する人が増えてきているんだ。結果的に、本業に匹敵するような収入を、本業以外で稼ぐ人も増えてきているんだ。そういう人たちを、「パワフル副業者」と呼ぶことがあるんだね。
へええ、すごいなあ。でもさあ、人間だれしも一日は24時間、一週間は7日間しかないわけだよね。会社に雇用されて働いている場合には労働基準法や就業規則等で「これ以上は働いてはいけない」とか「この時間は働かなければならない」とかが決められているわけだし、本業にしっかり取り組みながら、そんなにもパワフルに副業にもコミットすることなんて、可能なのかなあ?そういう人たちは、いったいどうやって働いているんだろう?
そうだね、そう思うよね。昨今、「働いた時間そのもの(労働したということそのもの)」よりも、「結果として成し遂げたこと」でもって仕事の成果が評価されるようになってきた、ということも、「パワフル副業者」と呼ばれる人が生まれてきたひとつの遠因であると言えるだろうね。特に、クリエイティブな仕事をしている人の場合は、働いた時間と、作り出された成果、もっといえば、その作り出された成果から生み出される価値というのが、必ずしも比例しないんだよね。そうした仕事をしている人の中には、時間をうまくコントロールして、自分のクリエイティビティが最大限発揮できるような環境を自分で作り出しながら、本業でもしっかりと成果を出したうえで、副業にも思う存分向き合えるような状況を作り出せる人もいて、そういう人が「パワフル副業者」と呼ばれる場合がある、というわけだね。
なるほどだね・・・、そう聞くと、かんたんなことではなさそうだね・・・。結果を出せなければ、どれだけ働いても評価されない、と考えると、それはそれでなんだか厳しいことのような気もするな・・・。でも、確かに、副業を通じていろんな仕事に関わっていくことで、知識も経験も増えるだろうし、同じ環境で同じ仕事をずっと続けているよりは、よい刺激もたくさん受けられそうで、本業にもいい効果が出てきそうだね。
そうそう。どんなに大きい会社でも、ひとつの会社の中でできることには限界があるからね。同じ環境で同じ仕事をずっとしていると、創造的な発想が生まれてこなくなってしまうものだしね。それを分かっていて、会社も、社外での活動、要するに副業を奨励するような流れが生まれてきている、というわけなんだね。もちろん、業種や職種によって、状況はまったく異なるから、注意が必要だけどね。
なるほどなあ。最近では、会社員の人でも、いたるところで活躍されていて、もはや何が本業か分からないような人もいるよね。会社員でありながら、「●●社の社員で、▲▲を専門で活動している者です」という名乗り方ではなくて、「▲▲を専門で活動している者です。いろんなところで活動していますが、本業は●●社の社員です」という名乗り方をしている人だっているものね。
最近増えてきたよね。そういうひとたちの場合、もはや、どちらかが「本業」でどちらかが「副業」というふうに捉えられないようになってきているから、そういうひとたちの働きかたのことを「複業(マルチプルワーク/パラレルキャリア)」と呼ぶこともあるんだ。
なるほどなあ。そういうカタチで社員が積極的に複業してくれたら、外での活躍が、勤めている会社にも良い影響を与えることもあるもんね。「あ、あのすごい人、あの会社で働いている人なんだ、あの人が所属しているなんて、すごい会社だなあ~」というように、会社のPRにつながったりもするだろうし。外で生まれたつながりが、勤めている会社でのビジネスにつながったりもしていくだろうしね。ずっと同じ会社の中でじっとしていたら、新しいビジネスは生まれてこないものね。
そういうことだね。でも、だからといって、パワフル副業者を目指そうとして、勤めている会社の外の仕事にばかり熱中してしまって、本業に影響が出てしまっては本末転倒だから、気を付けなくちゃいけないね。Wor-Qの相談事例集も参考にしてもらいたいね。(Wor-Q相談事例集|会社勤めをしています。パソコンが得意なので余暇を利用してインターネットのビジネスを始めたいと思っていますが、就業規則には副業や兼業についての記載がありません。副業をすることを会社に許可を得る必要があるのでしょうか。
確かにそうだね。でもさあ、それくらい能力のある人だったら、ひとつの会社に所属することなく、会社を退職してフリーランスとして活動したほうが、もっと自由に活動できるようになりそうだけど??
もちろんそうだね。そうする人もいるよね。でもね、普通の「フリーランス」と比べると、「副業者」は「本業」があるから、ベースに「安心感」があるのがメリットであるとも言えるよね。だから思い切ったチャレンジもしやすいし、結果を出しやすいとも言える。おまけに、本業の勤め先の社員であるということが、「信用」にもつながるしね。
確かに、独立してフリーランスになると、安定した給与が得られなくなるし、将来の保証もなくなるから、会社員時代よりも、かえって思い切ったチャレンジがしにくくなる場合もあるよね。自分の名前だけで「信用」を得ていなければならないしね・・・。そういう意味では「パワフル副業者」というのは理想的な働きかたなのかもしれないね・・・。
一昔前は、会社員が副業をすることは暗黙のタブーとなっていたところもあるから、「会社員として、会社の仕事一本で生きていくか」「会社を辞めてフリーランスになって、いろんな取引先のいろんな仕事を引き受けて生きていくか」のふたつにひとつだったんだよね。でも、いまは、副業が社会的にも広がりを見せてきているから、これからは、「会社員」でも「フリーランス」でもない「パワフル副業者」というカタチが、ひとつの理想のキャリアゴールとなっていくかもしれないね。
ほんとだね。最近、「管理職」になりたがる人が減ってきて、「専門職」であり続けたいと考える人が増えてきているっていうけれど、それもやっぱり、「パワフル副業者」のような働きかたを目指す人が増えてきているからなのかなあ?
そうだね、そうした人が増えてきているのも、理由のひとつだろうね。最近、「外でも通用する、自分の専門的スキルを伸ばし続けたいから、ずっと「専門職」であり続けたい」という人が増えてきていると言われているよね。そうしたニーズに応えるために、【「専門職」として自身のスキルを伸ばし続けながら、「管理職」のような高い地位(役職名等)や報酬額(役職手当相当額)が得られるような社内人事制度】を導入する企業も増えてきていると言われているよね。「管理職となると、現場を離れなければならなくなってしまい、最先端のスキルを習得する機会が失われていってしまい、会社を離れた時に腕一本で稼げるスキルがなくなってしまうのではないか?」という、働くひとの不安の声を反映した制度でもあると言えるだろうね。
ひと昔ふた昔前は、会社員が給料を上げてもらうためには、出世して、管理職として役職をつけていくしかなかったんだよね。でも今は、そうやって管理職として役職の階段を昇るだけの道じゃなくて、専門職としてのスキルを伸ばしていくことで給料や地位をあげていくことができる道も用意されるようになってきている、ということだよね。
そういうことだね。でもね、「管理職」=「マネジメント」の仕事も、ひとつの「専門的な仕事」なんだよ。難易度の高い意思決定や、人や組織を動かすためのビジョンや戦略の策定と発信の仕事は、マネジメントの重要な仕事なわけだけれど、こうしたマネジメントの仕事には、当然ながら、高度な専門性が必要とされるんだよね。
そうだよね、当たり前だけど、「管理職」=「管理するだけの仕事」ではないものね・・・。「管理職」というのは、本来は、「マネジメント」という専門的な仕事をするポジションなんだよね。
そういうことだね。だから、もしも、「自分はマネジメントに向いている」と思うなら、積極的に管理職を目指したらいいんだ。管理職としての、つまり、マネジメントとしての豊富な経験を活かして、副業として、外部のプロジェクトのプロジェクトマネジメントを引き受けたり、コンサルティングをしたり、社外取締役として経営に参画したり、というように、いわゆる「プロ経営者」として活躍していくという道だってあるんだ。「これからは副業の時代だから、イコール専門職の時代」というわけでもないんだね。「自分にあった道を選んで、自分らしいキャリアを形にしていく」ということが、何よりも大切なことだよ。
なるほどなあ・・・、結局は、「自分にあっているかどうか」がポイント、っていうことだね!
そういうことだね。それからね、「パワフル副業者」というと、ついつい「どれくらい稼いでいるか」という側面にばかり目が向きがちだけど、「どれくらい社会的意義のある仕事に関与しているかどうか」という観点でも見ていくことが大切だよね。
確かにそうだね。「報酬額こそ大きくはないけれども社会的意義の大きいプロジェクト」が、社会人として豊富な経験を有したビジネスマンの力を借りようとして、副業の募集をかけたりしているケースも、最近よく見かけるよ。
どうせなら、そういう仕事を副業として選んでいくことが、最も「世の中のためにスキルを活かせる道」かもしれないよね。「スキルはあくまでもスキルでしかない」んだよね。もちろん、スキルがなければ仕事はできないわけだけれど、一番大事なことは、そのスキルを活かして「どんなことを成し遂げるか」、なんだよね。スキルを活かして、自分が必要とされていて、なおかつ、世の中のためになる仕事に、どんどん参画していく。そういう人達こそが、「真のパワフル副業者」、と呼ばれるべき存在なんじゃないかな。
真のパワフル副業者!素敵だね!最近、会社員をしている友達から、「フリーランスを目指したいんだけど・・・」っていう相談をよく受けるんだけど、「パワフル副業者を目指す」っていう道もあるんだよね。
会社から認められているようであれば、ぜひ積極的に副業に挑戦して、パワフル副業者を目指していくといいよね!Wor-Qは、副業をしている方にとっても役に立つサイトとなることを目指しているんだよ。連合ネットワーク会員には、仮にどこかの企業に雇用されている人であったとしても、副業をしている人であれば、登録可能なんだ。ぜひ、Wor-Qのこと、友達にも教えてあげてね!
わかったよ、わーくま!いつもわーくまに教えてもらってばっかりだからね!わたしも、みんなに、役に立つ情報をどんどん教えてあげるようにするよ!「横のつながり」が一番大切だもんね、いつもありがとうね、わーくま!
「わーくま」についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください!
用語の分類:キャリアアップ, フリーランス用, 雇用労働者用, その他, 非・コロナ関連
用語番号:dict126
用語集ページ公開日: 2021年11月24日

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