Wor-Q
働くみんなの連合サポートQ

相談事例集

Q
得意先から仕事を請け負った際、報酬が源泉徴収されています。確定申告の際はどのように処理したらいいのでしょうか。
A
確定申告の結果算出された納税額から控除されます。

解説

源泉所得税は一種の前払税金といえます。したがって、確定申告では源泉徴収された金額を記入すれば納税額から控除されます。

フリーランスのひとことメモ

フリーランスとして仕事をして報酬を受け取る際、報酬の金額から「源泉徴収税(源泉所得税)」が差し引かれる場合があります。源泉徴収とは、あなたの支払うべき所得税(および復興特別所得税)を仕事の発注側が「差し引いて」「代わりに支払う」仕組みですから、差し引かれた源泉徴収税額を確定申告の際に申請すれば、あなたが支払うべき所得税(および復興特別所得税)の金額から差し引くことができるものです。なお、確定申告の計算の結果、あなたが支払うべき所得税(および復興特別所得税)の金額よりも、差し引かれた源泉徴収税額のほうが多かった場合には、お金が返ってくる(還付を受けられる)ことになります。

したがって、フリーランスとして仕事をして報酬を受け取る際には、「源泉徴収されているのかどうか」「源泉徴収された額はいくらか」を、しっかりと確認するようにしましょう。源泉徴収を行うかどうかについては、仕事を発注する側が、しっかりと確認を行う義務があるものです(そして、源泉徴収を行う必要がある場合に、源泉徴収を行う義務があるのも、仕事を発注する側です)。「源泉徴収される」ことになった場合には、「いくら源泉徴収されるのか」を発注側に確認し、「報酬額(正味)」「報酬額(正味)にかかる消費税額」「報酬額(正味)から差し引く源泉徴収税額」を、請求書に明記しておくようにしましょう。そして、発注側から入金があった際に、正しく源泉徴収税額が差し引かれた金額が入金されているかどうか、念のため確認をしておくとよいでしょう。

なお、そうしたしっかりとした請求のプロセスを経ずに、仕事を発注した側が、報酬を払う際に、源泉徴収税額相当を差し引いて支払ってくる場合があります。そうした場合には、「いくら源泉徴収しましたよ」ということが記載された「支払調書」が送られてくることがありますので、しっかりと保存をしておきましょう(確定申告の際に添付が必要な書類ではありませんが、記録のために保管しておくことが賢明です)。なお、支払調書が届かない場合には、差額が源泉徴収税額相当であることをしっかりと確認するとともに、その金額をしっかりと「源泉徴収税額」として(あなたの帳簿に)記帳しておくようにしましょう(支払調書を送ってもらえませんか、と発注者に頼むことも可能ですが、交付することは義務とはなっていないため、発行してもらえない場合もあります)。

源泉徴収された金額は、あなたが最終的に納付しなければならない税金の金額にダイレクトに影響を与えることになります。仕事の発注側との間で、しっかりとコミュニケーションを取ることをおすすめします。また、何かおかしいな、と思ったら、すぐに専門家等に相談することをおすすめします。

※「フリーランスのひとことメモ」は、Wor-Qの編集業務を業務委託で担当している「フリーランスとして働いている人」が、個人的な経験等に基づいて執筆しているものです。ひとつの参考としてお読みいただけましたら幸いです。

相談の分類:
相談事例番号:qa163
相談事例ページ公開日: 2021年2月22日