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働くみんなの連合サポートQ

用語集

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消費者教育

解説

消費者被害に遭わず、豊かな生活を送るための契約や商品の安全に関する知識を身につけることに加え、それを実践して持続可能な社会を実現するための行動力を育む活動のこと。
会社経営者、個人事業主、フリーランス、サラリーマン、公務員、販売員、医者、学生、教師含め、どのような職業をしている人もみな「消費者」。そんな消費者である私たちが、商品やサービスを選択するとき(消費行動)に、自分の利益だけでなく、例えば環境に配慮している商品かどうか、不当な児童労働の上で生産されていないか等、その社会的な影響や背景について思いを馳せることが大切である。自分の消費行動が現在および将来にわたって社会経済にどのような影響を与えるのかを自覚することが求められる。

ねえねえわーくま、こないだね、消費者教育って言葉を見かけたんだけど、消費者教育ってなあに?消費者として、何か勉強しないといけないことってあるの?
消費者、つまり、モノやサービスを購入する側として、学ぶべきことはたくさんあるんだよ。富里井さんが、富里井さんのお金をどう使おうと自由だけれど、結果的に、富里井さんが被害に遭ってしまうこともあるし、富里井さんにとって悪いことはなにもなくても、社会に対してはダメージを与えてしまう、ということもあるからね。皆が安心して健康に暮らしていくことのできる社会を創っていくためには、モノやサービスを購入するぼくたちが消費行動を健全なものにしていくことで、サプライチェーン全体がより健全なものになるように働きかけていくことが大切なんだよ。
たしかに、モノやサービスが私たちの手元に提供されるまでの過程には、サプライチェーンがずっと続いているんだもんね。何を買うかを決める時には、できあがった商品そのものを見るだけじゃなくて、その商品がどうやって作られているのかを学ぶことも大切そうだね。
そういうことだね。モノを買う時には、ただ単に「自分にとっていいものかどうか」だけではなくって、そのモノが作られている途中の過程も含めて、あなた自身が「ちゃんとしている」と思えるものであるのかどうか、よーく見極めることが大切だね。
たしかに、モノが作られる過程で、働いている人達がとんでもない給与水準で無茶して働かされているんじゃあ、たとえそのモノが商品としては魅力的だったとしても、買いたいとは思わないもんね。うん。買いたくない。
うん。ぼくも、そういうモノにはお金を使いたくないなあ。モノが、どんな思いで作られているのか?どんなこだわりや工程でもって作られているのか? サービスであれば、どんな価値を大切にしてサービスを行っているのか? こうしたことをしっかり知った上で、「何にお金を払うのか」を決めていくことが大切だね。
具体的には、どうすれば、「いいお金の使いかた」ができるんだろう?
まず、なにより、広くアンテナをはって、社会のどこにどんな課題があるのかを理解することが大切だね。自分自身の経済行動が、社会、世界、環境に、どういう影響を及ぼすことになるのか。日々、しっかりと学習することが大切だね。そのうえで、日々のお買い物の中で、きっちりとした「選択」を行うことが大切だね。そのためにも、なによりも、「買う前に、情報をしっかりと調べる」ことが大切だよ。昨今では、ホームページやSNSアカウントを通じて企業が説明責任を果たすことがとても重要なことであるとされているから、まずは、企業がきちんと情報発信しているかどうか、調べてみるといいね
たしかにね、調べればわかることも多いもんね!買う前に、ネットで検索して調べてみるようにするよ!
大事なことだね。でもね、気を付けておくべきこともあるんだよ。インターネットを通じてさまざまな情報を得られるようになったぶん、正確で重要な情報に辿り着くことが難しくなっている側面もあるんだ。ネットには情報が溢れかえっているからね。「フェイク」と呼ばれるような真偽が疑わしいような情報が紛れ込んでいるリスクや、「インフルエンサー」と呼ばれるような人が、企業からお金をもらって、企業にとって都合のいい情報だけを発信している可能性がある、ということを、しっかりと認識しておくことだね。
「フェイク」かあ・・・。どうすれば騙されないようにできるのかなあ・・・。
「フェイク」に騙されないようになるためには、情報をうのみにせず、「まず一度立ち止まって疑う」ということも大切だね。「誰が」発信している情報なのか?本当にその人が発信している情報なのか?どういう意図で、いつ発信された情報なのか?よくよく考えて、自分で判断できる力を養っていくことが大切だよ。
たしかにね・・・。「誰が発信している情報なのか?」「その人は、ある会社と特定の利害関係を持っている人だったりしないか?」そうしたことを意識しながら情報を見極めていくことが大切なんだね。だとすると、影響力が強い「インフルエンサー」の人達が発信している情報については、特に、落ち着いて見極めていくことが重要そうだね。自分が好きな人が発信している情報だからなんでもかんでも正しい、っていうわけではないものね。
そうだよ。もちろん、SNSなどを通じて、あなたが尊敬する「インフルエンサー」と呼ばれるような人がどんなライフスタイルを送っているのかを知ることはとてもよいことだけれど、お金でゆがめられた情報に踊らされてしまっては健康的ではないよね。こうした「お金をもらって発信された情報」には、「これはタイアップ記事です」「これはPRです」といった表記を行わなければならない、というのが大原則なんだ。にもかかわらず、そうしたルールを無視して、隠れてお金をもらって宣伝をすることを「ステマ(ステルスマーケティング)」というんだよ。こうしたものには十分に注意しないといけないね。
なるほどだね、仮にお金をもらってPRとして書いていたとしても、きちんとそのことが明記されていて、インフルエンサーさん本人もきちんと中身に納得した上で皆にいいものを広げようとしてくれているのであれば、有益な情報共有となることもあるわけだもんね。
そういうことだね。いずれにしても、何が本当によいモノなのかを知るには、じぶんひとりで情報を調べるだけでは限界があるよね。モノの作り手や、サービス提供者本人と直接つながること、そして、実際にその商品やサービスを利用した人同士で横でつながって情報交換することが非常に重要だよ。みんなで協力して、賢く健全なお金の使いかたをしていけるようになろうね!
わかったよ、わーくま!フリーランスは、普通に働いていると孤立しがちだけど、積極的につながりをつくっていくようにするね!いつもありがとう、わーくま!

「わーくま」についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください!

用語の分類:
用語番号:dict120
用語集ページ公開日: 2021年10月12日