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クラウドソーシング

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クラウドソーシング

解説

不特定多数の群衆(Crowd クラウド)に対してインターネットプラットフォームを介して委託(sourcing ソーシング)すること。インターネット上で契約から受発注まで報酬決済まで行われる。
ねえねえ、わーくま、「クラウドソーシング」って最近よく聞くけど、どういうことなの?「クラウドソーシングサイト」っていうのは、「フリーランスの力を借りたい」という人達からの仕事の案件情報がズラリとならんでいて、すごく便利なサイトだって聞くけど、本当にそうなのかな?
そうだね、「クラウドソーシングサイト」には、実際、フリーランスが受注することができる仕事の情報がたくさん掲載されているよ。でもね、「クラウドソーシング」っていうのは、インターネットを通じて、「群衆」を意味する英語=クラウド、つまり大勢の個人に対して一斉に、ある特定の仕事をやってもらうことを依頼することを指す言葉なんだ。だから、「クラウドソーシングサイト」っていうのは、あくまでも、仕事を発注する側から見たときの、サイトの機能名称なんだよね。クラウド(=群衆)に対して、仕事をソーシング(委託)できるサイトですよ!ということだね。
そういうことなんだね・・・。じゃあ、仕事を引き受ける私達フリーランスは、「クラウド=群衆」のなかのひとり、という位置づけなのか・・・。フクザツな気持ちだなあ。名称からして、私達「仕事を受ける側」ではなくて、「仕事を出す側」の方を向いているサイトのような気がしてしまうなあ。
そうだね。とはいえ、クラウドソーシングサイトの登場によって、フリーランスの「営業活動」のカタチは大きく変わったといえるよね。クラウドソーシングサイトの運営会社も、フリーランスという働きかたを選んでいる人たちを応援しようと一生懸命にサイトを運営してくれているしね。必死になって仕事を探さなくても、クラウドソーシングサイトにいけば、仕事の案件リストがずらりと並んでいるんだから。もはや、「クラウドソーシングサイトは、フリーランスにとっては必要不可欠なインフラである」と言ってもいいかもしれないね。でも、フリーランスにとって非常に重要で役立つサイトである一方、だからこそ、その問題点を指摘する声も多いんだ。本来であればひとりひとりかけがえのない存在であるはずのフリーランスが、「替えのきく、大勢いる作業者のうちのひとり」とみなされて、酷い扱いを受けるケースがあると言われているね。「酷い目にあった」という声も、聞こえてくるよ。
たしかに、クラウドソーシングサイトは便利だけど、お互いを実際に知っているわけではないし、すべての発注者が具体的な会社名等を開示しているわけでもないから、場合によっては顔も名前も分からない人の仕事を受けなければならないこともあるわけだよね。それは確かに、怖いと言えば怖いよね。
発注者が違法なビジネスをしていて、知らないうちに、そうしたビジネスの手伝いをしてしまっていた、ということだって、起こらないともいいきれないよね。もちろん、クラウドソーシングの運営会社も、発注者がきちんとした事業者であるということを確認するための仕組みをあれこれ試行錯誤しながら次々導入していってくれてはいるんだけどね。現時点では、100%完璧に、善良な事業者だけが利用できる仕組みになっているとはいいきれないね。
うわあ・・・、気が付いたら自分も悪事に手を染めてしまっていた、なんてことが起きうるなんて、ちょっと怖いなあ・・・、クラウドソーシングサイトを通じた仕事の場合、契約を取り交わさずに始まる仕事も多いようだから、損害賠償の責任を負わされたりしたら怖いなあ・・・。クラウドソーシング運営会社の基本的なスタンスは「トラブルが起きた時は基本的に当事者間で解決してください」というものだし、立場の弱いフリーランスとしては、不安が大きいなあ・・・。
他にも、ほとんど「買いたたき」に近いような、めちゃくちゃな価格での仕事依頼も散見される、と言われているよね。もちろん、クラウドソーシングの運営会社も、あまりにも不当な価格での仕事依頼がなされないように、最新技術を駆使したさまざまな仕組みの導入を次々に進めてくれてはいるんだけど、残念ながら、現時点では、100%すべての案件が「妥当な価格での仕事依頼」になっているとは言い難い状況だよ。
たしかに、クラウドソーシングサイトには大勢のフリーランスが集まるから、仕事の奪い合いが起きてしまうんだよね。そうなると、信じられないような安い報酬額でも「受けます!」と言ってしまうフリーランスが仕事を持っていってしまうわけだね。発注者側から見れば、まさに、「クラウドを上手に活用して、安く仕事を委託できた」ということになるのかもしれないけれど・・・。
あまりにも酷い価格での仕事依頼が出ていた場合には、「受けない」のはもちろんのこと、しかるべき団体に相談・報告をしていくことも大切だね。声をあげていかなければ、状況は変わらないからね・・・。
クラウドソーシングサイトのリスクは他にどんなものがあるの?
クラウドソーシングサイトは、仕組み上、通常は、あらかじめ、仕事の対価の金額を、発注者からクラウドソーシングサイトに預けてもらう形式(「エスクロー」形式)になっているから、一般的な取引と比べて、いわゆる「報酬の未払い」リスクをおさえられると言われているね。でもね、なかには本当に悪質な事業者もいて、途中でいきなり連絡が取れなくなったり、いつまでとっても「完了承認(OK)」を出してくれなかったり、一方的に難癖をつけて案件を途中キャンセルしてきたりされるケースもあると言われているね。さらに悪質な筋になると、提案だけたくさん集めて、誰にも発注はせずに、たくさんのアイディアだけタダで手に入れることを狙うようなケースもあると言われているね。
それは酷いね・・・。もし仮にそういう状況になったとしても、その相手に直接連絡を取ることもできないわけだから、どうしようもなくなってしまう、ということだよね。
そういうことだね。そのうえ、クラウドソーシングサイトは、「無料」ではないんだよね。実際に仕事をして、報酬を得る際に、手数料が引かれるんだ。この手数料の「率」が、ばかにならないレートだったりするんだよね。仕事するたびに、毎回毎回、数%~数十%の手数料を抜かれていたら、年間でみると、すごい額になるわけだ。もし直接取引ができていれば、そのぶんの金額も自分が得られているわけだからね。ちなみに、こうした「クラウドソーシングサイトの手数料」をどちらがどう負担するか、案件交渉時にきちんと整理しておかないとトラブルになることもあるから注意する必要があるね。
クラウドソーシングサイトの運営会社さんもビジネスだから、手数料が発生するのは仕方がないとはいえ、すべての仕事をクラウドソーシングサイトに依存してしまうというのは、リスクがある働きかたなのかもしれないね・・・。
そうだね。「クラウドソーシングサイトをフル活用して、たくさんの取引先の小さい仕事を効率よくたくさんこなして稼ぐ」というスタイルだってもちろん「アリ」だけれど、上記のようなマイナス面も冷静に意識しながら、「顔も名前も知っていて、もしものときにはきちんと会って話もできる取引先と、長期に渡る安定したパートナーシップを築き上げていく」ことも並行して目指していくことが大切だと思うよ。
確かにそうだね!なにごとも、いい面もあればわるい面もあるということだよね、「クラウドのなかのひとり」として「利用される」んじゃなくて、むしろ「クラウドソーシングサイトを上手に利用して」得るものをしっかり得る心構えで向き合っていくよ!いつもありがとう、わーくま!
「わーくま」についてもっと知りたい方はこちらをご覧ください!
用語の分類:フリーランス用, 非・コロナ関連
用語番号:dict109
用語集ページ公開日: 2021年08月02日

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